子供の保育園と幼稚園どっちが安い?費用が高いほうがいい?
子どもが生まれて大きくなると、
保育園、幼稚園に通うようになると思います。
保育園と幼稚園。
どっちに通わせるか、迷うこともあると思います。
その選ぶ基準は何なのでしょうか。
また、毎月のかかる費用は幼稚園と保育園では
どう違ってくるのでしょうか。
保育園と幼稚園でどちらに通わせようか迷っている方の
参考になればうれしいです。
目次
●保育園と幼稚園の違いって何?
大きな違いは受け入れ対象となる子どもの年齢が
保育園は0歳児から、幼稚園は3歳児からというところです。
しかしそれ以上に異なるのが幼稚園は小学校入学前の子どもの
「教育機関」であり、これに対して保育園は乳幼児を保護者に代わって
預かる「児童福祉施設」であることです。
そのため幼稚園の管轄は文部科学省、
保育園の管轄は厚生労働省となっていて
それぞれの設立の目的が大きく異なっています。
園の先生も、幼稚園は教諭免許が必要な「先生」で、
保育園は国家試験を受けて「保育士」という資格を得るという違いがあります。
保育士が幼稚園の教諭をすることはできませんし、
幼稚園教諭と保育士の資格・免許を同じ試験で取得することは
できないので、それぞれがスペシャリストとして
保育に携わっています。
お子さんの預け方も、幼稚園は日中が中心で、
保育園は朝晩の保育時間が長く取られているという特徴があります。
また、その目的の違いによって、職員設置人数も異なり、
保育園は保育される乳幼児の年齢により設定されていることも
大きな違いとなっています。
しかし最近では、幼稚園と保育園の特徴を合わせ持つ、複合型保育施設(認定こども園)も増えてきました。幼稚園と保育園の違いは、徐々になくなってきています。
●保育園と幼稚園どちらを選ぶ?
一般的に保育園は親が仕事や病気などの都合で子どもを
長時間預けなければならない、といった場合に
利用されるところとなります。
両親が仕事に就いていないと入園の許可が下りないところが
ほとんどです。
一方の幼稚園は決められた年齢になれば入園できます。
一番の違いは「保護者の事情によって、保育に欠ける」
状態であるかどうか。
家庭の生活環境や仕事の状態によって幼稚園、保育園、
どちらを選択するか考えることが一つのステップになります。
重要なのは園の雰囲気や施設の充実などの他に、
親のライフサイクルに合うかどうかです。
金額や園までの距離も大事です。
自転車で通うか、車の送り迎えは認められているかなど
検討事項は、その過程それぞれです。
●かかる費用はどのくらい?
幼稚園、保育園の入園に必要な費用はどれくらいなのでしょうか。
公立か私立か、また地域や行政区によっては
その費用はかなりの開きがあります。
☆認可保育園の場合
認可保育園の運営は、市区町村などの各地自治体であり、
保育料もそれぞれの自治体が独自に設定していますので
各地域ごとで大きな差があります。
保育料は、世帯の収入(前年度の所得税額)と
子どもの年齢によって決められており、
収入などによって無料~7万円以上と
段階的に設定されています。
詳しい保育料については、お住いの地域の保育行政課などに
確認するようにしてください。
☆無認可保育園の場合
無認可保育園は公的な補助を受けていないぶん、
認可保育園と比べると高くなります。
預ける時間によっても費用が変わってきますし、
特に0~2歳児の保育費用が高めに設定されているところが多いので、
あらかじめかかる費用がどれくらいになるのか十分に検討する
必要があります。
また、無認可保育園に入園する場合、
自治体によっては助成金が出る場合があるので、
無認可保育園を選ぶ場合には、まずは自治体に相談してみましょう。
☆公立幼稚園の場合
公立幼稚園の運営母体は市町村などの自治体ですから
運営そのものに公的資金が投入されています。したがって
保育料が圧倒的に安いことが特徴です。
ただ、自治体によっては公立の幼稚園がない地域があったり、
逆に公立しかない地域があったりとばらつきがあります。
お住まいの地域がどのような状況かまずは調べてみましょう。
また、公立の幼稚園は2年保育の園が多く、
3年保育がある園は人気が高いため、
入園が抽選になることもありますので、
3年保育をご希望の場合には注意と下調べが必要です。
☆私立幼稚園の場合
公立幼稚園の場合は抽選での入園となることが多かったり
移住地によっては公立の幼稚園がないこともあるため、
私立幼稚園についても検討しておきたいところです。
ただ、私立の幼稚園は公立と比べるとおおむね2倍3倍の
保育料がかかることを覚悟しておかなければなりません。
私立幼稚園に通う家庭に支給される幼稚園費用補助金制度という制度が
ほとんどの自治体にはありますが、この制度により支給される金額は、
自治体の財政状況や幼児教育に対する方針などによって
大きく異なるので、おすまいの自治体の保育課などに
問い合わせください。
●保育園?幼稚園?選ぶポイントは?
☆自宅からの距離
園に子どもを通わせる親たちが、まず最初に気にするのが、
自宅から園までの距離でしょう。
徒歩で通わせるのであれば家から近いことに越したことはありません。
保育園でまだお子さんが小さい場合には、
園までどのような手段で行くかは大きな問題になります。
また、通園に自転車や園バスを使うなら、通える幼稚園までの距離はより遠くまで選択範囲に入りますが、通園方法にもそれぞれメリット、デメリットがあります。
☆その園の教育方針に共感できるか
園の保育に対する考え方は千差万別です。
それぞれの園がいろいろな特色を打ち出しています。
とある園では、子どもたちを自由にのびのびと遊ばせることを特色とすれば、ある園では、しっかりとしたしつけや教育に力を入れているところもあります。
そのためにも、事前の園の見学は大事。子どもたちの表情や、教室内の雰囲気で、その園の保育に対する考え方は分かったりするものです。
事前の説明会や園開放時・一日入園には積極的に参加して、園の保育方針について納得のいくだけの情報を集めましょう。先生たちに質問したり、まわりの先輩ママたちに園の評判などを訊いてみるのも大切ですね。
☆園の規模について
園の規模によっては、数十名から数百名単位での保育規模の違いがあります。
園児が数百人以上の「マンモス園」は活気に溢れ、
おともだちもたくさんできるでしょう。
また、保護者も集まる運動会やバザーなどの
イベントも大規模なものになります。
一方、数十名~百名くらいの小中規模園は、先生との距離も近く、
とてもアットホームなものになります。
ちょっとした相談ごともしやすいでしょう。
園の規模によってコミュニケーションのスタイルが変わってくるところは考えておきましょう。
☆お昼ごはんについて
園でのお昼は、園児たちにとっても毎日をすごす上での大きな楽しみです。
保育園の場合、認可園であれば園内の調理室で作られた給食が出ますから、それを保育士やほかのおともだちと一緒に食べます。15時にはおやつもでます。3歳児以上の場合は、パンやご飯などの主食は持参で、おかず類のみ給食として出される園もあります。入園を希望する園のお昼の献立がどうなっているかも知っておきたいポイントです。
幼稚園では、園によって給食だったりお弁当持参だったりします。
給食の場合は、幼稚園を専門とするお弁当屋さんが入っていることが多いです。
お弁当の場合は、ママの腕のみせどころですが、
お弁当づくりを負担に感じるママがいるのも事実。
最近流行りの「デコ弁」がプレッシャーというママは、
意外と多いのではないでしょうか。
そんなときには給食のある園を選びたいものですが、
給食には給食費がかかります。
こちらも園バスと同じで、便利な分費用がかさむので、
毎月の保育費用の合計額についてはしっかり計画を立てておきましょう。
また、保育園でも幼稚園でも、給食の試食会などを行っている場合がありますので、そうした機会に自分で実際に味わってみて、「うん、ここの給食はイケる!」と確かめるのも、園選びのポイントになるかもしれません。
☆そのほか
近所の評判はどうか、円の設備は充実しているか
セキュリティはどうか、制服なのか、保育時間の長さなど、
いろいろとあります。
親自身と子どもに一番合った園選びをしましょう。
●まとめ
保育園と幼稚園、どちらを選ぶかのポイントはたくさんあります。
保育料の高い、安いだけなく、園の雰囲気、教育方針などが
合っているかが大切だと思います。
子どもや親に一番に合った園を見つけられるといいですね。
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