赤ちゃんがうるさい環境で寝る!騒がしくても大丈夫?
寝る子は育つというように
赤ちゃんは寝ることが
仕事といったりもしますね。
できれば赤ちゃんが寝るときは
静かなところでゆっくりと
寝てほしい思いもお母さんには
あると思います。
特に昼寝のときは
昼間なので
周りの音ですぐに起きてしまう
赤ちゃんもいれば
どんなに騒がしい中でも寝てしまう
赤ちゃんもいます。
この違いってなんなのでしょうか。
赤ちゃんの睡眠について知っておけば
お母さんも寝かしつけなどに
役立つと思います。
そんな赤ちゃんの睡眠に
●快眠リズムが出来上がるメカニズム
夜は眠って朝になったら起きる、
という睡眠のリズムを作るのは
体内時計の働きです。
でもこの体内時計ができるには
時間が必要です。
生後1か月ごろまでの夜と昼の
区別なく眠る「ウルトラディアンリズム」から
眠る時間がずれる「フリーラン」を経て
生後3~4か月ごろになるとやっと
1日24時間の地球時間に合った
体内時計ができあがってきます。
生後4か月ごろまでの赤ちゃんは
外の世界に一生懸命慣れようと
している時期です。
赤ちゃんの睡眠リズムの成長をあたたかく
見守ってあげましょう。
●睡眠のリズムをつくるメラトニン
メラトニンは眠りを誘うホルモンです。
眠る、起きるという1日の睡眠と
覚醒のリズムをつくるキーポイントになる物質です。
脳のなかにある松果体(しょうかたい)で
つくられます。
夜になるとたくさん出て昼間は少ししか
でないという性質をもっています。
赤ちゃんはメラトニンを母乳からもらっています。
生まれたての赤ちゃんは1日のほとんどを眠って
過ごします。
母乳の中にメラトニンが含まれていてお母さんからもらう
メラトニンが赤ちゃんの睡眠リズムができるのを
手伝っているのです。
メラトニンはミルクにも含まれています。
生後3~4か月経つと昼間起きている時間が
長くなって、夜はいっぱい寝てくれるようになってきます。
赤ちゃんの体の中に夜は寝る、昼間は起きるという
睡眠リズムができてきます。
これは眠りと覚醒をコントロールする体内時計が
出来上がってくるからです。
それにこのころになると自分の体内でメラトニンを
作ることができるようになります。
●メラトニンを作るのを手伝う朝の光
大切なのは、朝の光がメラトニンの分泌を促す
ということです。
赤ちゃんの脳には「朝の光」を感知して
「朝だよ!」と感知してその14-16時間後には
メラトニンが脳から出てきて夜の眠りに誘うのです。
またメラトニンは夜は夜らしく暗いとたくさん出るという
性質があります。
赤ちゃんが一生懸命「朝起きて、夜寝る」
というリズムを作っているとき
大人の生活リズムが作れない心配があります。
朝になったらカーテンを開けて
室内に光を入れる、
夜になったら電気を消して暗くするという
自然な光のリズムを感じさせてあげる生活リズムを
守って、赤ちゃんの眠りの成長を助けてましょう。
●赤ちゃんの睡眠の種類
赤ちゃんにも深い眠りと浅い眠りがあります。
睡眠のパターンを理解しておけば
お母さんも穏やかに対処できるのではないでしょうか。
☆ぐっすりした睡眠、ノンレム睡眠
ノンレム睡眠とは、体も心も脳も深く眠っている状態です。
少しぐらい音がしても起きないので家事をする、
音楽を聴くなどお母さんは有効に時間を活用できると
思います。
ノンレム睡眠は赤ちゃんが大きくなると長くなります。
☆もじもじ睡眠、レム睡眠
レム睡眠といって、心と脳が活動し、ねむりが浅いです。
目をつぶりながら手足をもじもじ動かします。
ときどき手をビクンとさせてびっくりすることも
あります。
これは音に反応しているのです。
口をムニュムニュさせていることもあります。
夢を見るのもこの時期です。
☆まどろみ睡眠
本格的な眠りに入る前や目覚める前の
うつらうつらの眠りです。
目は閉じたり、半分開いたりしています。
ニンマリ笑うこともありますが、
まだ心が未発達なので大人の笑いとは
別です。
まどろみながら泣くこともあります。
目覚める前にうんちやおしっこをすることが
多いせいです。
●雑音での敏感さ
赤ちゃんには騒がしい中でもぐっすり眠れる子もいれば
ちょっとした音で起きてしまう赤ちゃんがいます。
もちろん、睡眠の種類も関係していたりするとは思いますが、
雑音への敏感さは生まれる順番によって異なったりするのです。
全体的な傾向として一人目の赤ちゃんは雑音に対して
とても敏感です。
少しでも刺激を少なくして静かにすれば眠ってくれるかなと
思い、歩く時もすり足でもやはり音には
すぐに反応してしまいがちです。
それに引き換え二人目、三人目になると普段から家の中が
にぎやかで上の子どもが幼児であればお母さんのお腹の中に
いるときからお兄ちゃんお姉ちゃんの声は織り込み済みとういか
お腹にいるときから外の世界はにぎやかだとインプットされてから
生まれてくるので、少しくらいの音にもびくともせず、
にぎやかな中でもぐっすりと寝ることができるのです。
●まとめ
赤ちゃんの睡眠について
お母さんが理解していると
対処にも穏やかにできると
思います。
赤ちゃんの心地よい睡眠ができるように
親がはたらきかけることが
大切です。
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